
秋日和(1102)
2024年10月12日(土曜日)
さて、いよいよボディをカットします♪
老眼鏡フキフキして準備はされましたか。私は左利きなので右利きの人は画像の逆と考えてください。
まずはボディトップ側の八割カットです。刃を入れるところはマスキングテープを巻いた境目ではなくちょっと下の位置から刃を入れます。くれぐれも気をつけて欲しいのは刃を入れるというより、刃を押し当てるようにすることです!切るというと刃を立てるイメージですが、あくまでも刃の腹に押し当てるようにします。切れるカッターならなぞるように切れるはずです。切れないカッターを使うと刃が滑って上手くいきません。
トップ側のカットは切り込みを多くすると撫で肩になります。逆に短くすると肩を張ったものになります。そしてカットの方法でアールを描くようにカットすると丸みを持った肩になる。ストレートにカットすると例えば富士山の角度のように真っ直ぐとした肩になります。これは好みの問題や使う浮子によってカットの仕方が変わります。
次に足側のカットをします。方法はトップ側と基本的に同じですが、切る長さが長くなるので注意が必要です。まず刃を画像の位置から入れますが、目線を切ってる箇所を見続けると大抵曲がります。目線は切る箇所と目安点を打った箇所を両方見ながら刃を下ろすことが肝心です。100メートル走で前を見ずに真下を見ながら走ると真っ直ぐ走れないのと同じです。
カットは数回の分けましょう♪切りすぎは失敗の元です。あ!ちょっと切りすぎたかも・・・はい。こうなったらゴミ箱行きです♪
カットはほどほどにして仕上げはサンドペーパーを使いましょう。ペーパーがけが面倒だからなるべく多めにカットして失敗するのです。実は私がそうでした・・・
このカットや次回のペーパーがけに関係しますが、形とかそう言う前に一番気をつけて欲しいのが、中綿を残すことです。中綿はへら浮子の肝で一番大切な部分です。よく聞くのが茅は羽根に比べて浮力が無い・・・私から言わせればそりゃ作りが悪けりゃ茅でも羽根でも浮力の無い浮子になるということです。見えない部分ですが中綿をしっかり残した浮子は細くても驚くほど高浮力なものが出来上がると思っています。
ハンドメイドで自作すると肩や足の絞りや形状が自由自在に出来るのが魅力ですね♪
次回はペーパー掛けと絞りです♪
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