たまにはへら釣りへ(946回)

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たまにはへら釣りへ(946回)

2020年10月21日(水曜日) テーマ:へら浮子制作日記

9010151.png9010152.png9010153.png9010154.pngこんどの土日の二日間は津久井湖の沼本に釣りに行きます。

へら釣りは本当に久しぶりです。年々釣行回数が少なくなってるけど、たまに行かないと忘れてしまします。

沼本は本来は毎年5月と11月には行っていました。約2年ぶりなので楽しみです。

大物釣りは他にも沢山あるんだけど、30年前に初めて大物釣りにチャレンジした私には切っても切れないこの釣り場なのです。東京にまだいる頃はここでお化けに驚かされたり、平日もナイターをやって朝かえってそのまま出勤という離れ業もしました。

 

沼本の思い出のなかで一番は、30年前盛んに通っていた頃は釣り場には沢山の手作り大型台が設置されていました。当然私は設置されていないところで竿を出します。

ある大雨の日にパラソルを出して釣りをしてると、一人の老人が背後にやってきて『あんたは最近よく見るけど、この雨じゃ大変だろうから俺の台に入って釣りをしなよ』そう言ってその台まで案内してくれたのです。

お礼を言いながら台に座ります。ブルーシートをテントにしていて大雨でも心配は無く台や足もがっちりとした作りです。広さも十分ですべての荷物も納めることが出来、仮眠だって出来そうなほどでした。

 

この老人とはその後何度か顔を合わせましたが、のちにこの手作りテントの中で釣りをしながら亡くなったと聞きました。

無口で無愛想な老人。でも本当は優しい人だったんだと懐かしく思う茅春です。

 

 



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