たまにはへら釣りへ(946回)
2020年10月21日(水曜日)
特に私の子供の頃以前は釣りは大衆庶民の趣味の王様であったことは間違いない。
まだまだ貧しかったその当時はお金がかからない釣りをしようと大勢の人たちが飛びついたわけです。高価な専門の用具をそろえなければ安く道具類も手に入りました。
私は親の影響を受けて釣りを覚えました。現在釣りをする人の多くの方も親の影響で釣りを覚えた方は沢山いると思います。
そしてたどり着いたのがへら鮒釣りです。この釣りがまた面白い。小さい頃いろいろな釣りを半強制的に親父に覚えさせられましたが、中学入学と同時に初めてやった阿佐ヶ谷の寿々木園でへら釣り。一日やって7~8枚だったかな。釣果は貧果だったけど取り憑かれるには十分な一日だったのです。
当時はへら釣りの情報など皆無で雑誌を見て情報を得るか釣り会に入って情報を共有するしかありませんでした。
そこでへら釣りの中心を担ったのが日本へら鮒釣研究会でした。日本全国に支部を抱えており、その情報網といったら恐ろしいものがありました。その中でも12歳の私でさえ耳にしたのが浅草へら鮒会と銀座へら鮒会でした・・・
東京の生まれ育ちの私はいつかは入りたいと思った時期がありましたが、結局日研の会には入らず、少数の会に所属したのち現在はひとりぼっちのへら釣り師となっています。
私が思うのは大所帯の中に入ると競争原理が起こりやすくなります。競技大会は別にして普段から人よりも沢山釣りたいとか人より優位になりたいという心理が働いてくるのです。へら釣りは他の釣りに比べてこの傾向は強いようです。
あまり競争意識が強くなりすぎると良いことはありません。会社のように派閥が出来ギクシャクすることがあります。そして沢山釣る人は思いっきり持ち上げられます。
私は釣り会を否定的に書いてるのではないのです。事実私も年に2回開催される奈良のダム湖の大会には必ず参加します。主催する会の方たちの人柄が好きで遠方を気にせず通っているのです。
仕事柄いろいろな話を耳にする機会が多い茅春です。良い話や悪い話も幾たびかあります。へら浮子を作る仕事なので良い話ばかりを耳にしたいのですがそうもいかないものです。
趣味を持つことは良いものです。日頃のストレスの解消をしてくれます。
たまの休みを有意義に一日を過ごせることが趣味といえるし、釣りは最強の趣味といえると思います。
釣りを終えて「今日も楽しかった!」そんな一日を過ごしたいものですね♪
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