お陰様で忙しい日々を過ごしている茅春であります。

まあ長い間へら浮子を作ってると結構な数の半製品が手元に残ります。

これを上手いこと再利用することが多いのですが大半は自分用に仕上げています。しかし肝心の自分が釣りを怠ってるので、せっかく作ってもただの飾り物に過ぎません。

それじゃヤフオクにでも出してみるかと思いついたのが去年の冬でした。売れなくても構わない気持ちであり、マイナーな茅春なのでヤフオク利用して工房の宣伝が出来ればそれで良い！そんな感じで始めたわけです。

注文を頂いてるウキ制作が優先なので、あくまで手が空いたときにコツコツと仕上げてコッソリと出品。今まで沢山出したわけじゃないけど、全て売れきっています。何より嬉しいのは落札されたお客さんから直接注文を頂けるようになったことです。

ヤフオクで商売はしないと決めていた茅春でありますが、顔の見えないへら浮子制作者の私にとってこういう宣伝もあり得るなと、今更ながら頷いています。

 

画像の4本組み3セットのものは、ボディ塗装以外は同じ寸法で仕上げています。

主に野釣りの乗っ込みや浅めのタナに合わせて使用できるものです。ボディは4センチから7センチですので短竿から長竿まで使えるはずです。乗っ込み以外でも年間通して使う場面は沢山あると思いますので1セット持っておくと安心です。

 

現代の野釣り向けウキは種類別には市販されていないのが現状です。たとえあっても首をかしげるようなウキも存在しています。よく見落としなのがボディの絞りです。大量に生産されたウキの絞りはワンパターンで底浮子でも宙浮子でも同じ絞りです。

宙にこれはないだろう・・・制作する私も時折見かけるウキに困惑することが多々あります。

へら釣りは道具に凝ります。高級な竿や万力、竿掛けや玉網等これでもかと豪華絢爛な道具を使用してる方が多い。。。別に人がどんなものを使おうが全く気にしませんが、これらを安いものに換えても釣果は変わりません。しかし唯一確実に釣果が変わるのはへら浮子です。

特に野釣りで道具は格別でもウキに関しては案外気に掛けていない方が多く見かけます。浮力を稼ぐためにとにかく長い浮子を使用したり、流れや風が出るとトップが波で見えなくなるとかシモって釣りにならないとか・・・へら浮子は魚と唯一目で見えるやりとりですのでこだわって欲しいですね♪

さて！春の釣りもこれからが本番です。

皆さん良い釣りしてくださいね！

http://www.herauki.jp/blog/news/1036.htmlヤフオク出品ウキ（1036回）