
へら浮子の作り方2(999回)
2022年3月 2日(水曜日)
今回からへら浮子の作り方のポイントを書いていきたいと思います。
自分がそうだったのですが、苦労して自作したへら浮子は愛着も湧き又違ったへら鮒釣りの楽しさを教えてくれます。
私が初めてへら浮子を作ったのは今から50年前で、模型屋から買ってきたバルサの角材を使ったへら浮子でした。今は見ないリリアンのブランコが懐かしい♪
さて、へら浮子を作るのに必要な道具で一番重要なのがカッターです。
販売店で売ってるカッターは大、小とあります。大は竹籤やカーボン等をカットするのに使います。ボディのカット等で使いやすいのが0.38厚の黒刃カッターです。切れが良くこれしか使いません。昔からあるグレー刃のカッターは黒より切れ味が悪く使いません。また0.2厚の薄刃がありますが柔らかすぎて茅の表皮に負けてしまうことがあり、これも一部を除いて使う頻度は少ないです。
茅素材は楕円形のものを目にすることがありますが、出来れば真円の素材を使いたい。
楕円の素材を真円にする方法もありますが、茅のカットの練習以外では使わない方が良いでしょう。それから素材を指でつまんだとき少しでも凹んだり、表面がざらざらしてる素材はへら浮子の素材としては適していません。一番まずいのが中心に穴が空いてるものです。茅の中綿は浮力に大きく左右されるので、空洞の空いた素材は見た目は綺麗に仕上がっても機能としては×です。
画像の茅は見やすいように太めの9ミリを使用しました。ボディの長さを決めたら軽く回しながらカットします。
その後トップ側と足側の縦カット寸法を決めて目印にマスキングテープを巻きます。
そして一番慎重な作業が足側の四割りとトップ側の四割り又は八割です。慎重な部分とはいかに茅の中心を出して割りを入れるかです。少しでも中心が狂うとトップや足のセンターが出ませんので慎重に割ってください。もし失敗したらもったいないですがその素材は捨てて一から始めましょう。
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