思い出の相模湖小川亭(574回)

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思い出の相模湖小川亭(574回)

2015年5月 6日(水曜日) テーマ:日記

昨日昼間からナイターを今朝までやってきた茅春です♪
相模湖に着くまで車中にてどこの船宿で釣りをするか考えていました。天狗か柴田か五宝か・・・
そして決まったのが小川亭でした!!ははは
小川亭はもうずっと前からへら釣りには力を入れずもっぱら遊びの手漕ぎボートとバスのお客さん相手に商売をしていたのです。だから小川亭の評判など聞くことも一切なくだれも見向きもしない存在なのです。
しかし私にはこの小川亭は巨べら釣りに関しては一番思い出の残る船宿なのです♪
かれこれ26年前のことです。管理釣り場や山上湖に力を入れていた茅春でしたが、へら雑誌に載っていた相模湖の巨べらを目にしたとたん一度でいいから釣ってみたいと思ったわけです。
26年前のGWで、目指すは五宝亭でした!しかし船宿の場所がわからず車でウロウロしてると湖畔の船宿小川亭に飾ってあった一枚の魚拓が目に入りました。今でも忘れない一尺五寸七分の魚拓で釣り人はその日以来友人の鈴木さんでした。
その場で魚拓を見てると小川亭のおかみさんが『へら?』そうです!そう答えるとそれじゃ!荷物持って下に行って!叱られるように半強制的にボートに載せられたのです。オヤジさんのエンジン船に引っ張られていったポイントが『矢沢』でした。オヤジさんはワンドの入口でつないだロープを解きながら一言『竿は15尺で良いと思うよ…』なんとなく自信なさそうに言いながら引き返して行ったのです。

ボートを漕ぎながらワンドの奥に入っていくと二人のへら師が舟をつけて早くも餌を打っていました。初対面なので挨拶する私。その時の二人は今は亡き野中さんと今でも長い付き合いの鈴木さんでした。
ワンドに入った私はどこに舟をつけて良いのか全く分かりません。おまけに舟に載せてるテントやぐらをどのように組んだらよいのか初めてで全くわからなかった。ハハハ

この日初めての巨べら釣り♪状況は最高で鈴木さんも野中さんもこの夜型ものを上げていました。私はハリス切れ連発で一枚だけ釣り上げたのが37センチのへらでした。
型ものには程遠いけど私にとって取りつかれるには充分過ぎる一枚だったのです・・・
それまで見たことのない巨べらのモジリ、そして闇夜に浮かぶナイター浮子が怪しい動きをするのをはじめてみたあの夜のことは今でも鮮明に覚えてる。
それ以来管理も行ったけど約二年間ほとんど相模湖の小川亭に入り浸るようになったのです。
当時は10人ほど常連さんがいて小川亭のへら釣り大会もしました。
矢沢、赤沢、本湖など素晴らしいポイントが沢山ある小川亭の管轄♪今ではオダもなくへら釣り師も近寄らないのだ。惜しい・・・なんとかならないものかな・・・誠に惜しいのだ。

前置きが長くなったけどその小川亭に昨日から行った私です。おかみさんと顔を合わせると一瞬アレ・・・?そんな顔して私を見ました。26年前の顔がかすかに思い浮かんだのかもしれません。
おかみさんは今では80才。多少記憶力は落ちるだろう。齢をとったなとおかみさんの顔を見ながら懐かしさがこみ上げてくる茅春でした。
おかみさん元気でしたか?そう聞くと『うんうん!元気だよ』そう言うおかみさん。しばらくお喋りしてから桟橋に行くとオヤジさんがテントを組んだボートを用意して待っててくれていた。荷物を船に積むとオヤジさんは26年前と同じように黙って矢沢に私を連れて行った。
ワンドの入口でつながれたロープを外しながら私に言ったのです『18尺いっぱいで底はとれるから・・・』私は笑顔でわかりましたと答えました。エンジン船で帰っていくオヤジさんの後ろ姿を見ながら私は15尺から18尺に変わったのか・・・26年前と同じ状況を思い出しながらオヤジさんの後ろ姿をいつまでも見ていた茅春です。

ワンドに入ると懐かしさがこみ上げてきました・・・
あのときは29歳で胸をドキドキさせていた。ワンドの中は私一人です。ワンドの中央で舟を止めてしばらく眺めを見ていました。オダは無いけど風景は変わらない・・・あの時のままだ・・・
今回は釣れなくても良い。思い出の矢沢そして小川亭にこれただけで良いのだ♪

翌朝ヤマチャンがわざわざ船宿に来てくれた!ヤマチャンありがと!
おかみさんがコーヒーを入れてくれたので二人で飲んで話をして過ごしました。わざわざ来てくれたのでヤマチャンに自分用に作った3本の浮子を無理やり手渡し次回再会することを誓って別れました。
そして帰り際おかみさんとオヤジさんが外に出て手を振り私を見送ってくれました。
また来るよ!きっと来るからね!私もそう言いながら手を振りました。
小川亭に行ってよかった・・・♪へら釣り師は僕だけでも良い。今度も行こう・・・



ワンドの奥に舟をつけた茅春です。魚が入ってくるとワンドの入口からもじってきます。
入り組んだワンドなので夜は真っ暗!!電気浮子がよく見えるけど正直気持ち悪いです♪



アベックが乗った足こぎスワンがやってきました。昔はへら以外は立ち入り禁止だけど今では今では自由に出入りできます。浮子の近くまで漕いできました♪バシャバシャと一生懸命に漕いでます。この二人も思い出をたくさん作ってほしいと微笑みながら見つめていた茅春です♪



夕方5時半に釣れた39センチ。その後36センチと38センチを追加。型ものは出なかったけど今回はこれで十分すぎるほど満足なんだ♪



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