塗料のお話(526回)

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塗料のお話(526回)

2015年1月16日(金曜日) テーマ:へら浮子制作

 へら浮子を制作するにあたってどの塗料を使うかで悩むことがあります。
私もこれまでにいろいろな塗料を使って制作してきました。現在使ってるのが色塗りにアクリル塗料と本漆です。下塗りと上塗りにはウレタンクリアを使用しています。
アクリル塗料は色の種類が豊富であることと、エアブラシを使用することによって極薄い被膜で色塗りができるのが特徴ですね。ただこのアクリル塗料の弱点はウレタンなどのシンナー系に弱く、そのまま上塗りをするものなら、たちまち色塗りが流れ落ちてしまう。これを防ぐために色止めが必要なんだけど、この色止めもエアブラシでないと出来ないのです。手軽だけど手間がかかる部分があるのがこのアクリル塗装というわけです。

その他に昔からよく使われてるのがカシュー(人工漆)ですね。釣り具屋さんやホームセンターで手軽に手にはいります。
昔カシューは代用漆とも呼ばれてへら浮子塗装に広く使われてきました。乾燥時間がかかるけど色止めの必要が無く直接ウレタンを塗っても流れ落ちることが無いという優れモノです。ただし良いことばかりではなく、塗った後保管等にもよりますが塗装面にひびが入ることがあるということです。それを防ぐために厚塗りをすればよいのですが、それではへら浮子の機能が損なわれる可能性があるのも確かです。色塗りはカシューで、そして上塗りはウレタンで行えば解消されるでしょう。
カシューの色の種類が少ないので混合して色を作り出すのも楽しみの一つかな。薄めてエアブラシで塗ることも可能です。ただし使った後のハンドピースの手入れを怠ると簡単に使えなくなるので注意が必要です。

下塗りや上塗りに使用してるウレタンですが東邦化研から販売されてる『エンジンウレタン』現在使われてる塗料ではこれに勝るものはないと思っています。
何年たっても黄変せず薄い被膜を保ってくれるのです。
このエンジンウレタンにはカラーも何種類かあります。以前はこのカラーウレタンを薄めてエアブラシでグラデーションをしていました。上塗りも色止めの必要が無いからです。でもこのウレタンはシンナー系なのでハンドピースがいずれ使えなくなってしまうという弱点がるのです。

長々と書きましたがへら浮子の塗装ではこのほかいろいろ試してきました。
私の場合はへら浮子の自重が重くならないためにグラデーションやこま塗り、全塗装にはエアブラシを使っています。筆塗りはどうしても厚塗りになるからです。こんなことを繰り返して現在の塗料や塗装方法になったわけです。
特にエアブラシにこだわるのはへら浮子以外に、それ以前から趣味でエアブラシを扱っていたからかもしれません。

私の方法が一番ではなく、まだまだ他の良い方法があるかもしれません。今回のブログはあくまでも私の感想と受け止めてくださいね♪



制作中の6本セット×2セット♪もうちょっと待ってくださいね♪



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