壊れた鮎玉(888回)
2019年6月28日(金曜日)
昔ながらのコマ塗りやエアブラシを駆使するグラデーション。しかしこれらは先人があみ出した技術であります。しかしマーブル塗装をしてる浮子屋は多くありません。
私はこのマーブル塗装が個人的には好きな塗装です。同じ模様が出ない面白さもあります。マーブル塗装は日本語で大理石なのですが、私がイメージで付けた名前であります。
確かにマーブル塗装は珍しいのですが、概に行ってる先人がいました。
私が当時大変お世話になり数々のアドバイスをいただいたへら浮子『雪月花』で神戸に住む松原さんです。羽根と茅の違いはありますが、私のことを気にかけてくれたことを今でも感謝しています。
松原さんの作る雪月花のボディに施す、墨流しはため息が出るほど美しい♪
私は失礼と思いながらも墨流しの方法を教えてもらえませんかとお願いしましたが、これだけは笑って話を流されました・・・まあ当たり前の話です。
その後しばらくして松原さんから数本の雪月花が贈られてきました。きっと現物をよく見て勉強せよ!そう言ってる気がした茅春です。
その浮子を見ながらどうやったら出来るのか。試行錯誤で出来たのがマーブル塗装です。
お客さんからたまに綺麗な塗装ですねと言われることがありますが、松原さんの雪月花があったからなんだよな・・・そう心の中で呟く茅春であります。
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