壊れた鮎玉(888回)
2019年6月28日(金曜日)
長いことへら釣りをしてると思い出に残るへら浮子があるものです。
大釣りしたへら浮子や、手作りの浮子で記憶に残る思い出など・・・
画像のへら浮子は茨城の菊池さんより依頼されたへら浮子のレストアです。封を開けてみると古い浮子が入ってました。菊池さんが言われるには、中学時代お父さんから唯一譲り受けた1本のへら浮子だそうです。
思い出の詰まったへら浮子です♪ここは何とか私が再生しないといけない!ずっと昔に大事に使われてきたへら浮子。ここで死なすわけにはいかないのだ・・・
ボディを見るとトップのところで折れています。トップは袴付きを使用していたようで、私としては内心ホッとします。芯が根本から折れた場合、ボディを一部分割いて取り出さなければならないからです。袴付きは芯を使用しないので、残骸を綺麗に取り除いて新たに芯を差し込めば良いのです。
芯を差し込み新たにパイプトップを取り付けます。ブランコは接着剤の付けすぎで凸凹してるのでこれから慎重に取り除き付け直します。
問題のボディ塗装は長年の経年劣化でカシュー塗料がパリパリに剥がれてるので、表面を磨き滑らかにして再塗装します。再塗装はできるだけ今までの塗装が見えるようにしたい。思い出のこのへら浮子が全く別物になるのは避けたいからです。
以前にも私は言いましたが、新しいへら浮子を追い求める時代ではありますが、使われなくなった古いへら浮子もレストアすることによって、思わぬ発見があるかもしれません。何より古いへら浮子も水に浮かべられたらきっと嬉しいだろうなと思う茅春であります。
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