壊れた鮎玉(888回)
2019年6月28日(金曜日)
いつもの散歩道は落ち葉が絨毯のように覆ってる。綺麗な光景だけど、迫り来る雪の日々を過ごすのだと考えると憂鬱にもなる。
秋口から初冬になると思い出します。小学校時代毎週のように釣りに行った多摩川のことです。朝母親から作ってもらった大きなおにぎりを決まって二つ持って釣りに行くのです。エサは自分で掘って探したミミズで、浮子は玉浮子とトウガラシ浮子、竿は親父から借りてきたマブナの13尺の振り出し竿だった。
夕方までやるんだけど、釣れるのは決まってヤマベかクチボソでたまにマブナが釣れると大喜びしたものです。夕方5時くらいになると周りは薄暗くなり、片付けはじめると急に家が恋しくなるのです。当時の多摩川沿いは殺風景で街灯もまばらで、自転車に荷物をくくりつけるころには周りは暗かった。家に着くと母親は決まって銭湯に行っておいで。そういったことを今でも忘れません。
家は貧乏で辛い思いでもたくさんあるけど、川縁で玉浮子をじっと見つめていたあの頃のことは今でも良い思い出だと思ってる茅春です。
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