机の前に座り黙々とへら浮子を作ってるときふと思い出す。
45年前中学一年の春初めてへら釣りをやったこと。東京の阿佐ヶ谷駅の裏にある釣り堀「寿々木園」である。
幅の狭い釣り場だったので10尺前後の竿がちょうど良いのだけど、持っていなかったので親父から借りてきた13尺のマブナ竿で釣りをしたのです。
一日やって2キロの釣果。枚数にしたら6~7枚ぐらいだったろうか。貧相な釣果なんだろうけど私にとっては最高の一日でした。今でもあの日のことははっきりと覚えてる。
当時初めて買ったへら浮子は阿佐ヶ谷のパール街に小さな釣具屋があり、そこで200円ほどのへら浮子もどきをお小遣いで買ったのです。今思えばバルサで出来てたかな。流線型のボディに綺麗に塗られたトップ、そして魅力的なブランコ♪この1本を持ってどこの釣り場でも使ったものです。
さて!私はかれこれ30年ほど前からウキケースは金鯱を長短合わせて5個ほど愛用しています。作りがしっかりしてるので少々高いけどお小遣いを絞り出して何とか手に入れてるのです。
先般オークションで金鯱の(50センチ)が500円で出品されてます。ずいぶん安いなと思ってると、ボディを踏んづけたのか割れがはいってる。細かい傷も多数あるようだ。私は何気なく500円で入札すると、あっけなく落札。割れが入ってるウキケースは欲しがらないんだろうなあ・・
仕事の合間にこのケースを補修する茅春。割れは強力な接着剤で完璧に固着させ、細かい傷はペーパーでケース全体を磨きます。ケースの下地が出るまでペーパーを掛けたらウレタンクリアを原液で3度ほど塗ります。乾いたら水研ぎして上塗り。綺麗に?いや!新品以上になります♪へへへ
http://www.herauki.jp/blog/news/2765.html一日2キロの釣果(765回)