ヘラウキ・へらうき・へら浮子
ヘラウキ・へらうき・へら浮子

色止めはアクリル溶剤を使う場合には必ず必要になります。下塗りには勿論ウレタンを使いますが上塗りにもウレタン塗料を使うためです。
アクリルよりウレタンの方がシンナー系が強いのでそのままウレタンを上塗りすると、いともたやすく色流れが起きます。色止めにはエアブラシを使うのが簡単です。まずはアクリルのクリアを2度、そしてウレタンのクリアを2度吹き付けるのです。ただし乾燥時間を充分に取らないと色流れを起こしますので充分に注意してください。
カラーウレタンを使ってエアブラシをしたことがあります。この場合色止めは必要なく翌日にはウレタンクリアを上塗りできます。しかしウレタンの性質上長時間の作業はハンドピースの詰まりを起こしやすいので少量の浮子の塗装にしか使えないでしょう。またメンテナンスが面倒であることと洗浄にエンジンシンナーを使うためにハンドピースのOリングを傷めやすいというデメリットもあります。
総体的に考えた場合、色止めは必要になりますがアクリル塗料によるエアブラシが最適ではないかと考えています。



乾燥には自作の木製スタンドを利用しています。
両面テープを貼り付けているので簡単に取り付けできます。このスタンドのメリットはトップが曲がらないで保管できることです。

ヘラウキ・へらうき・へら浮子

上記と画像は同じですが今度は塗料をエンジンウレタンを使います。MRカラーのクリアで吹き付けて乾燥したら今度はエンジンウレタンのクリアを使って色止めのために吹き付けます。これも一時間おきに二度吹き付けたあと乾燥させるために三日間埃の付かないところに保管しておきます。
これで色止めは終了です。

ヘラウキ・へらうき・へら浮子
ヘラウキ・へらうき・へら浮子

水性アクリルでエアブラシをした場合色止めが必要です。上塗りにエンジンウレタンを使いますのでしっかりと色止めをしないとグジャグジャに湧いた状態になります。色止めにはMRカラーのスーパークリアをエアブラシを使って吹き付けます。

へらうき(ヘラウキ)工房 茅春
 http://herauki.jp

へら浮子茅春

ヘラウキ・へらうき・へら浮子

ノズル口径0,5ミリのハンドピースでスーパークリアを吹き付けます。
一時間おきに二度吹き付けたらそのまま丸一日乾燥させます。